新元号『令和』=beautiful harmony(美しい調和)

万葉集 巻五 梅花の歌三十二首并せて序

初春月、気淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香



初春の令月にして、
しょしゅんの れいげつにして、

気淑く風和らぎ、
き よく かぜ やわらぎ、

梅は鏡前の粉を披き、
うめは きょうぜんの こを ひらき、

蘭は珮後の香を薫らす
らんは はいごの こうを かおらす



時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。

※4月2日付 産経新聞 朝刊第1面より/中西進著『万葉集 全訳注原文付(1)から引用』

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~総理談話より~

◎ 人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている。
◎ 厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、日本人が明日の希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたい、との願いを込めた。

※4月2日付 産経新聞 朝刊第1面より参考

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初めて日本の古典からの引用となりました。 とても嬉しいです。
貴族から名の知れぬ農民に至るまで、様々な階層の人々の歌が収められている、現存する中では日本最古の歌集である『万葉集』。

新元号<令和>は、645年の『大化』以降、248番目の元号。
英訳は、<beautiful harmony>だそうです。
漢字には意味が複数あるため、思い思いの報じ方をする欧米メディアに対し、誤解を独り歩きさせないよう、外務省は「beautiful harmony=美しい調和」との見解を出しました。
外務省には、海外諸国に対して早急に周知徹底を図って頂きたいと思います。

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中西進氏について、マスコミはあたかも<新元号の考案者>の如く報じていますが、ご本人がノーコメントを貫いておられる以上、それ以上の取材や報道は控えて欲しいと思います。

以下は、時事通信の報道です。



新元号「令和」を考案したとの見方が広がっている日本文学者の中西進・大阪女子大名誉教授(89)が2日、京都市内の自宅で時事通信の取材に応じ、考案者かとの質問に「ノーコメント」と答えた。

中西氏は万葉集研究の第一人者で、2013年には文化勲章を受章している。中西氏は「元号は中西進という世俗の人間が決めるようなものではなく、天の声で決まるもの。考案者なんているはずがない」と話した。

4/2(火) 18:27
時事通信



まさに<詠み人知らず>で良いじゃありませんか。
私は、そう思います。

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一方、世間の歓迎ムードとは裏腹に、頓珍漢な感想を述べている現職国会議員がいる事にはがっかりでした。

社民党又市征治党首。
「『令』は『命令』の『令』であり、安倍晋三政権の目指す国民への規律や統制の強化がにじみ出ている。元号は古代中国で帝王が時間を支配することを目的として作られた。本来的に非民主的な制度だ」

日本共産党志位和夫委員長。
「元号使用は国民の選択に委ねられるべきで、国による矯正には反対する。『今、元号を廃止すべきだ』という立場には立っていない。将来、国民の総意で解決されるべきだ」

※両者コメント共、4月2日付 産経新聞 朝刊5面より



何を言っているのか、さっぱり分かりません。 というか、理解する気も起きません。
これで日本の政に参加する立場にいるんですから、呆れるばかりです。
但し、こういう議員を国会に送り込んでいるのが日本の有権者である事も、事実です。



元号に対しての考え方の参考になると思った記事を見つけました。 ご参考まで。
ちなみに、この記事の中で上記両議員の意見はバッサリ否定されています(苦笑)。

新元号「令和」が持つ本当の意味を日本人はどれだけ理解しているか (落合道夫) - オピニオンサイトiRONNA
https://ironna.jp/article/12287

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